【感電が怖いあなたへ】その恐怖心こそが最強の武器です。強電工事の安全対策とホワイトな現場の共通点

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「強電工事って、一歩間違えたら感電して死ぬんじゃないか?」「ビリッときそうで怖い」

この業界に興味があっても、そんな不安から応募をためらってしまう方は少なくありません。求人票には「未経験歓迎」とあっても、扱うものが目に見えない「電気」、それも高圧の電気となれば、怖がるのは当然のことです。


しかし、現役のキャリアアドバイザーとして、そして業界の先輩として断言させてください。「電気が怖い」と感じるあなたのその感覚は、電気工事士として最も重要な才能です。

逆に一番危ないのは、「これくらい大丈夫だろう」と電気を軽く見ている人や、慣れで作業を省略する人です。臆病なくらい慎重で、「本当に電気は止まっているか?」「この手順で間違いないか?」と常に疑える人こそが、事故を起こさず、長く活躍できる一流の技術者になれるのです。


この記事では、強電工事における「本当のリスク」と、それを防ぐための「鉄壁の守り」について解説します。正しく怖がり、正しく対策すれば、強電工事は決して危険な仕事ではありません。


・この記事でわかること(目次)

  1. 1. 強電工事の主なリスクと事故原因
  2. 2. 事故を防ぐ「プロの習慣」
  3. 3. 「危ない会社」と「安全な会社」の違い
  4. 4. 和田電気工事の「安全第一」宣言
  5. 5. まとめ:安全こそが最高の技術




■強電工事の主なリスクと事故原因

敵(リスク)を知らなければ、身を守ることはできません。まずは、強電工事の現場で具体的にどのような危険があるのか、そしてなぜ事故が起きるのかを正直にお伝えします。

主なリスクは、「感電」と「墜落」です。特に強電工事では、高い電圧を扱うため、感電した場合のダメージが家庭用電源とは比較になりません。また、高所での配線作業も伴うため、足場の悪い場所での作業リスクもあります。


これだけ聞くと恐ろしく感じるかもしれませんが、ここで重要な事実をお伝えします。現場で起きる事故のほとんどは、電気が勝手に暴れ出したから起きるのではなく、「ヒューマンエラー(人為的なミス)」が原因です。



・「だろう運転」が最大の敵

事故調査をすると、多くのケースで以下のような原因が浮かび上がります。

  • - 「ブレーカーを落としたはずだから大丈夫だろう」と思い込み、確認せずに触った。
  • - 面倒くさがって、絶縁手袋などの防具を装着しなかった。
  • - 手順書を無視して、自己流の近道で作業をした。

つまり、ルールを無視したり、確認を怠ったりした瞬間に事故は起きます。逆に言えば、決められた手順を徹底的に守りさえすれば、電気による事故は限りなくゼロに近づけることができるのです。



■事故を防ぐ「プロの習慣」

では、プロの現場では具体的にどのようにして身を守っているのでしょうか。強電工事士が息をするように行っている「安全のための習慣」をいくつか紹介します。



・1. 命を守る道具「検電器」

電気は見えません。だからこそ、私たちは自分の目や感覚を信用しません。配線に触れる前には、必ず「検電器(けんでんき)」という道具を当てます。電気が流れていれば音や光で知らせてくれる道具です。

「ブレーカーを切ったから大丈夫」ではなく、「検電器が反応しないから大丈夫」と確認できるまで、絶対に素手で触れることはありません。



・2. 指差呼称(しさこしょう)の徹底

現場を見かけると、作業員が一人で指を差し、何かを呟いているのを見たことがありませんか?

「ブレーカー開放、よし!」「検電確認、よし!」「足元、よし!」

これは「指差呼称」といって、対象を見て、指を差し、声に出し、自分の耳で聞くことで、脳の認知エラーを防ぐ手法です。これにより、うっかりミスは劇的に減少します。



・3. KY(危険予知)活動

作業を始める前には、必ずチーム全員で「KY活動」を行います。

「今日は雨で足元が滑りやすいから、移動時は手すりを持とう」

「ここは狭いから、工具をぶつけないように声を掛け合おう」

このように、その日の状況に合わせた危険を予測し、事前に対策を共有します。

こうした地道な習慣の積み重ねが、あなた自身の命を守ります。未経験の方には、まず技術よりも先に、これらの「安全作法」を徹底的に叩き込むのが優良な企業の共通点です。




■「危ない会社」と「安全な会社」の違い

正しい手順を守れば事故は防げるとお伝えしましたが、実は一つだけ、個人の努力ではどうにもならないリスクがあります。それは「会社自体が安全を軽視している場合」です。

求職者の皆さんが自分の身を守るためには、面接や企業選びの段階で「この会社は本当に安全か?」を見極める必要があります。そのポイントをプロの視点で教えます。



・1. 「余裕のなさ」は事故の元

最も危険なのは、無理な工期で現場を回している会社です。「早く終わらせろ!」と急かされる環境では、確認作業がおろそかになり、事故のリスクが跳ね上がります。

逆に、安全な会社は「スケジュールに余裕」を持たせています。天候が悪ければ作業を止める判断ができたり、焦らず確認する時間を確保したりできるのは、会社としての経営基盤が安定している証拠でもあります。



・2. 道具や車両がボロボロではないか

面接などで会社を訪れる機会があれば、駐車場にある社用車や、整理整頓の状況をチェックしてみてください。

絶縁用保護具(手袋やヘルメットなど)や工具が古く劣化していたり、車内がゴミだらけだったりする会社は要注意です。道具を大切にしない会社は、働く人の安全も大切にしない傾向があります。



・3. 現場の「声」があるか

安全な現場は、実はうるさいくらいに声が飛び交っています。「そっち行くぞ!」「了解!」といったコミュニケーションが活発だからです。

逆に、無言でピリピリしている現場や、ベテランが若手を怒鳴り散らしているような現場は、委縮して報告連絡ができなくなり、重大な事故につながりやすくなります。




■和田電気工事の「安全第一」宣言

「未経験だからこそ、絶対に怪我をさせたくない」

それが、私たち和田電気工事株式会社の譲れない想いです。

栃木県佐野市で70年以上続いてきた私たちの歴史は、そのまま「安全の歴史」でもあります。私たちがどのようにして社員の安全を守っているのか、その具体的な環境をご紹介します。



・徹底した「完全週休2日制」が安全を作る

私たちは、建設業界では珍しい「完全週休2日制(土日祝休み)」を採用しています。

なぜこれが安全につながるのか? それは、疲労こそが大敵だからです。しっかりと休みを取り、リフレッシュした状態で現場に向かう。この当たり前のサイクルを守ることが、集中力を維持し、ミスを防ぐ最大の安全対策だと考えています。



・「聞きやすい空気」があなたを守る

当社の離職率はほぼ0%です。これは人間関係が良好であることの証明です。

現場ではベテランの職人がつきますが、「見て覚えろ」と突き放すことはありません。「今の作業、危なかったよ」「ここはどうやるんだっけ?」と、いつでも相談できる穏やかな空気が流れています。分からないことを隠さずに言える環境こそが、未経験者を事故から守る防波堤になります。



・最新の安全装備と資格取得支援

ヘルメットや絶縁手袋、工具類は、常に安全基準を満たした正規のものを会社から貸与します。また、安全講習や資格取得のための費用も全額会社がバックアップします。

「道具」と「知識」、両面からあなたの安全をサポートしますので、安心して飛び込んできてください。

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■まとめ:安全こそが最高の技術

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

「強電工事は怖い」というイメージは、少し変わりましたでしょうか。

確かにリスクはゼロではありません。しかし、それは車の運転と同じです。整備された車に乗り、交通ルールを守り、心に余裕を持って運転すれば、安全に目的地にたどり着くことができます。


私たち和田電気工事は、社員全員が笑顔で「行ってきます」と家を出て、無事に「ただいま」と帰ってくることを何より大切にしている会社です。

そのためのルール、道具、そして仲間がここには揃っています。


「ここなら安心して働けそうだ」

もしそう感じていただけたなら、ぜひ一度お話ししませんか?

あなたの慎重さと責任感を、私たちは高く評価します。

安全第一の現場で、一生モノの技術を

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