主任電気工事士になるには実務経験が何年必要?第二種電気工事士から選任を目指す方法

皆さん、こんにちは。栃木県佐野市を拠点に、地域密着で電気工事を手掛けている和田電気工事株式会社です。


第二種電気工事士として現場経験を積んでいる方の中には、「主任電気工事士になるには何年の実務経験が必要なのか」「現在の経験を将来のキャリアに活かせるのか」と調べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


主任電気工事士は、一般用電気工事を扱う営業所において、電気工事が適正に行われるよう管理する重要な役割です。


結論からお伝えすると、第二種電気工事士が主任電気工事士になるには、免状の交付を受けた後、3年以上の実務経験が必要です。


ただし、会社に3年以上在籍していれば自動的に要件を満たすわけではありません。実際に担当した工事の内容と、その経験を証明できるかどうかが重要です。


この記事では、主任電気工事士の役割、必要な実務経験、証明書の考え方について解説します。




■主任電気工事士は試験で取得する資格ではない

「主任電気工事士」という名称から、新しい国家試験に合格して取得する資格だと思う方もいるかもしれません。


しかし、主任電気工事士という名称の試験が設けられているわけではありません。


主任電気工事士は、登録電気工事業者が一般用電気工事を行う営業所ごとに置く役割です。第一種電気工事士、または一定の実務経験を持つ第二種電気工事士が選任されます。


混同しやすい資格や役割として、次のものがあります。

  • 電気主任技術者
  • 電気工事施工管理技士
  • 建設業法上の主任技術者

これらは主任電気工事士とは別の資格・役割です。


主任電気工事士について調べるときは、似た名称の制度と混同しないように注意しましょう。




■第二種電気工事士は免状交付後3年以上の実務経験が必要

主任電気工事士になるための要件は、保有している電気工事士免状によって異なります。


第一種電気工事士免状を持っている人は、その資格をもとに主任電気工事士へ選任されます。


第二種電気工事士の場合は、第二種電気工事士免状の交付を受けた後、電気工事に関して3年以上の実務経験が必要です。


ここで注意したいのは、「試験に合格した日」や「電気工事会社へ入社した日」から数えるわけではない点です。


基準になるのは、第二種電気工事士免状の交付を受けた後の実務経験です。


栃木県が公開している電気工事業に関する手引きでも、第二種電気工事士が主任電気工事士になる場合は、免状交付後3年以上の実務経験と、実務経験証明書の提出が必要とされています。


自分の免状交付日が分からない場合は、免状に記載されている日付を確認しておきましょう。




■主任電気工事士の実務経験として認められる工事とは

実務経験として認められるためには、単に電気工事会社に在籍しているだけでなく、対象となる電気工事に実際に従事している必要があります。


入社直後に行う資材運搬や清掃、工具の準備などは、現場を覚えるために必要な仕事です。しかし、それだけで主任電気工事士に必要な電気工事の実務経験として扱われるとは限りません。


重要なのは、第二種電気工事士の資格で従事できる範囲の電気工事を、免状交付後に担当していることです。


実務経験を積むときは、次の内容を記録しておくと整理しやすくなります。

  • 工事に従事した期間
  • 担当した建物や設備
  • 行った電気工事の内容
  • 勤務していた会社
  • 会社の電気工事業者としての登録状況

どの工事が実務経験として認められるかは、工事内容や会社の登録状況によって判断が分かれる場合があります。


将来、主任電気工事士を目指している場合は、自分の経験が要件に該当するかを、早めに会社や申請窓口へ確認することが大切です。




■実務経験証明書には何を記載するのか

第二種電気工事士が主任電気工事士として選任される際は、実務経験があることを証明する書類が必要です。


栃木県では「主任電気工事士等実務経験証明書」が用意されています。


証明書には、主に次の内容を記載します。

  • 電気工事士本人の氏名・生年月日・住所
  • 第二種電気工事士免状の交付番号と交付日
  • 電気工事に従事した期間
  • 担当した業務の内容
  • 経験を証明する会社の情報

証明書は、本人が経験年数を記入するだけで完成するものではありません。実際に勤務していた登録電気工事業者などから、経験を証明してもらう必要があります。


そのため、日頃から担当した現場や作業内容を整理しておくことが重要です。


今後のキャリアについてまだ決めていない方も、まずは和田電気工事の仕事内容や募集職種を確認してみてください。


和田電気工事の採用情報を見る




■転職後に前職の実務経験を証明してもらうことはできるのか

実務経験証明書は、現在の勤務先だけでなく、過去に勤務していた会社へ作成を依頼するケースもあります。


ただし、退職後に以前の会社へ連絡し、担当した工事や在籍期間を確認してもらうことに負担を感じる方もいるでしょう。


会社側に当時の記録が残っていなかったり、担当した工事内容を確認するまでに時間がかかったりする可能性もあります。


将来、主任電気工事士を目指す可能性がある場合は、転職前に次の内容を整理しておくと安心です。

  • 第二種電気工事士免状の交付日
  • 免状交付後に電気工事へ従事した期間
  • 担当した工事の内容
  • 証明を依頼する会社と担当者
  • 証明書の発行に必要な手続き

以前の勤務先が廃業しているなど、通常の方法で証明を受けることが難しい場合は、自己判断せず、申請先となる都道府県の窓口へ相談してください。




■主任電気工事士になると任される役割はどう変わるのか

主任電気工事士は、現場で施工ができるだけでは務まりません。


営業所で行われる一般用電気工事が、法令や必要な基準に沿って適正に施工されるよう、電気工事に従事する人へ指導する役割があります。


技術だけでなく、安全、法令、品質、周囲への指示など、広い視点が必要になります。


現場経験を積む中で、次のような役割を任されるようになった人は、主任電気工事士に必要な考え方を身につけ始めているといえます。

  • 作業前の段取りを考える
  • 後輩へ施工方法や注意点を伝える
  • 図面と現場の状況を照らし合わせる
  • 施工後の確認を行う
  • 安全上の問題があれば作業を止めて相談する

ただし、主任電気工事士に選任されたからといって、自動的に役職や給与が上がるとは限りません。


転職先を選ぶときは、選任後の役割や評価方法についても確認しておきましょう。




■実務経験を次の役割につなげられる会社を選ぶ

主任電気工事士を目指す場合、経験年数を増やすことだけを目的にするのではなく、どのような工事に携われる会社なのかを確認することが大切です。


同じ作業だけを繰り返していると、経験年数は増えても、現場を判断する力や人へ指示する力が身につきにくいことがあります。


求人や面接では、次の点を確認してみてください。

  • どのような建物や設備の工事を行っているか
  • 新築・増設・更新工事を経験できるか
  • 後輩への指導や現場の段取りを任せてもらえるか
  • 職長や現場代理人へのキャリアがあるか
  • 実務経験証明について相談できるか

経験を積むだけでなく、その経験を証明し、次の役割へつなげられる環境かどうかまで確認しましょう。




■和田電気工事で経験を活かしたキャリアを考える

和田電気工事では、栃木県佐野市を拠点に、工場・事務所・店舗などの電気工事を手掛けています。


新築工事、機械設置に伴う増設工事、照明や老朽化した設備の更新工事など、建物や設備の状況に合わせた工事に対応しています。


現在は、現場で施工を担当する施工スタッフと、工事計画、資材調達、進捗管理、品質管理、安全管理などを担当する施工管理を募集しています。


施工スタッフとして技術を磨き続ける道と、これまでの経験を活かして現場全体を管理する道があります。


資格取得支援制度や資格手当も用意しているため、第一種電気工事士や電気工事施工管理技士など、さらに上の資格を目指すことも可能です。


主任電気工事士として選任されるためには、個人の免状交付日、実務経験の内容、証明書類などの確認が必要です。まずは、これまで担当してきた工事や今後目指したい役割を整理してみましょう。


「今までの実務経験を活かしたい」「施工だけでなく現場をまとめる役割にも進みたい」という方を歓迎しています。


応募するかどうかは、仕事内容やキャリアについて話を聞いてから決めていただいて構いません。気になることがあれば、カジュアル面談でご相談ください。


和田電気工事のカジュアル面談を確認する