皆さん、こんにちは。栃木県佐野市を拠点に、地域密着で電気工事を手掛けている和田電気工事株式会社です。
東京や首都圏で電気工事士として働いている方の中には、「このまま東京で働き続けるべきか」「地元の栃木に戻って働く選択肢は現実的なのか」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
転職を考えるとき、求人倍率や年収だけを見て判断したくなることがあります。しかし、電気工事士の働き方は、給与だけでなく、現場までの移動時間、生活コスト、休日の取り方、家族との時間、会社の定着率によっても大きく変わります。
結論からお伝えすると、東京と栃木の転職を比較するときは、求人倍率だけでなく、働き方全体を見て判断することが大切です。
この記事では、厚生労働省の雇用データを参考にしながら、東京と栃木で電気工事士として働く場合の違いと、地方転職で確認したいポイントを解説します。
■東京と栃木の転職は、求人倍率だけでは判断できない
求人倍率は、転職市場を知るうえで役立つ指標です。求職者1人に対して、どれだけ求人があるかを示すため、倍率が高いほど求人が多い状態と見ることができます。
厚生労働省が公表している令和8年5月分の一般職業紹介状況では、全国の有効求人倍率は1.17倍、新規求人倍率は2.11倍とされています。また、職業別の参考統計表では、電気工事従事者の有効求人倍率は3.22倍、新規求人倍率は5.77倍と示されています。
この数字だけを見ると、電気工事士は求人が多く、転職しやすい職種のように見えます。実際、電気工事の仕事は建物や設備に欠かせないため、一定の需要があります。
ただし、求人倍率が高いからといって、自分に合う会社がすぐ見つかるとは限りません。東京には東京の働き方があり、栃木には栃木の働き方があります。
大切なのは、求人の数だけでなく、自分がどんな環境で、どれくらい長く働けるかまで考えることです。
参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年5月分)について」
■求人倍率を見るときは、受理地別と就業地別の違いに注意
有効求人倍率を見るときに注意したいのが、「受理地別」と「就業地別」の違いです。
受理地別とは、求人を受け付けたハローワークの所在地を基準にした数字です。一方、就業地別とは、実際に働く場所を基準にした数字です。
たとえば、東京に本社がある会社が求人を出していても、実際の勤務地が別の地域になることがあります。その場合、受理地別では東京の求人として扱われても、働く場所は東京とは限りません。
厚生労働省の令和8年5月分の公表資料でも、都道府県別の有効求人倍率について、就業地別と受理地別の両方が示されています。受理地別では東京都が1.70倍で最高とされていますが、これは「東京で求人を受け付けた数」が多いという意味であり、必ずしも東京で働く求人だけを表しているわけではありません。
そのため、東京と栃木を比較するときは、求人倍率の数字だけを見て「東京の方が有利」「栃木の方が不利」と単純に判断しないことが大切です。
転職先を考えるときは、求人がどこで受理されたかではなく、自分が実際にどこで働くのかを確認しましょう。
参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年5月分)について」
■東京で働く電気工事士のメリットと負担
・案件数や給与水準の選択肢は多い
東京や首都圏で働くメリットは、案件の種類や求人の選択肢が多いことです。
オフィスビル、商業施設、マンション、再開発エリア、大規模設備など、さまざまな現場に関わる機会があります。大きな現場で経験を積みたい方や、幅広い設備に触れたい方にとっては、魅力のある環境といえるでしょう。
また、求人票上の給与水準が高く見える会社もあります。経験者向けの求人であれば、資格や施工管理経験を評価してもらえるケースもあります。
・一方で、移動・通勤・生活コストの負担が大きくなりやすい
一方で、東京や首都圏での勤務には負担もあります。
現場までの移動に時間がかかったり、朝の通勤ラッシュに巻き込まれたり、現場が日によって大きく変わったりすることもあります。電気工事の仕事は体力も集中力も必要なため、移動だけで疲れてしまうと、長く働き続けるうえで負担になりやすいです。
また、家賃や生活費が高い地域では、年収の額面が高くても、手元に残るお金が思ったほど多くない場合もあります。
転職を考えるときは、給与だけでなく、通勤時間、生活費、休日の過ごし方、家族との時間まで含めて考えることが大切です。
■栃木で働く電気工事士のメリット
栃木で働くメリットは、地域に根ざした働き方をしやすいことです。
地元の電気工事会社であれば、現場エリアがある程度決まっていることも多く、遠方への移動が少なくなる可能性があります。通勤や現場移動の負担を抑えながら、落ち着いて働きたい方にとっては、大きな魅力になるでしょう。
また、生活コストの面でも、東京と比べて家賃や日々の支出を抑えやすい場合があります。もちろん、地域や暮らし方によって差はありますが、年収の額面だけでなく、生活全体のバランスで考えることが大切です。
地元で働く場合、家族との距離が近くなったり、慣れた地域で生活できたりする安心感もあります。Uターン転職を考えている方にとっては、仕事だけでなく、暮らし方を見直すきっかけにもなります。
電気工事士として長く働くなら、「どれだけ稼げるか」だけでなく、「無理なく続けられるか」も重要な判断軸です。
まずは、佐野市での働き方や募集条件を確認してみたい方は、採用情報をご覧ください。すぐに応募を決めなくても、比較材料として見ていただければ大丈夫です。
■東京から栃木へ転職する前に確認すべき5つの項目
東京から栃木への転職を考えるときは、求人票の年収だけで判断しないことが大切です。
特に電気工事士の場合、実際の働きやすさは現場エリアや残業、休日、資格取得支援などによって大きく変わります。
転職前には、次の5つを確認しておきましょう。
- 給与は年収だけでなく、手当・賞与・生活費込みで見る
- 現場エリアと移動時間を確認する
- 残業時間と休日出勤の扱いを確認する
- 資格取得支援やキャリアアップ制度を見る
- 会社の定着率や退職者の少なさを確認する
たとえば、年収が高く見えても、移動時間が長く、残業が多く、休みが取りづらい環境では、長く働くことが難しくなるかもしれません。
一方で、年収の額面が少し下がったとしても、生活コストが抑えられ、移動時間が短くなり、家族との時間が増えるなら、生活全体の満足度は上がる可能性があります。
転職先を選ぶときは、求人票の条件だけではなく、実際の一日の流れや現場エリアまで確認することが大切です。
■まとめ|転職先は求人倍率ではなく、働き方まで比較する
東京と栃木で電気工事士の求人を比較するとき、求人倍率は参考になります。ただし、求人倍率だけで転職先を決めるのは危険です。
東京には案件数の多さや大規模現場の経験を積みやすいメリットがあります。一方で、通勤や移動、生活コストの負担が大きくなりやすい面もあります。
栃木には、地域に根ざして働きやすいこと、現場エリアを把握しやすいこと、生活全体を整えやすいことなどの魅力があります。
和田電気工事では、佐野市を拠点に、工場・事務所・店舗などの電気工事を手掛けています。採用情報では、ほぼ市内の現場で朝8時に会社へ出社する働き方や、残業が少なめであること、長く安心して働ける環境づくりについても紹介しています。
東京で働き続けるか、地元に戻るかをすぐに決める必要はありません。佐野市での働き方や現場エリアが気になる方は、まずは話を聞くだけでも大丈夫です。

